【記事31800】ニッポン火山紀行 富士山 静岡山梨県 南海トラフ 噴火誘発?(中日新聞2013年7月31日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 「うわ。来た」。地震速報を見て足が震えた。東日本大震災の四日後、富士山の下でマグニチュード(M)6.4の地震が起き、震度6強を記録した。「火山学者はみな噴火を覚悟したはず。山体崩壊を考えた人もいた」と中田節也・東京大地震研究所教授は振り返る。(中略)
■最も活発な火山  富士山の活動がプレートの動きと関係すると考える高橋正樹・日本大教授は「東海地震が起これはマグマが地下深くから上がりやすくなり噴火する可能性は高い」とみる。巨大地震に富士山の噴火が続けば大きな打撃を受ける。
 国の地震調査委員会の予測では南海トラフ地震の発生確率は三十年以内60〜70%。歴史から見れば富士山は最も活発な火山だ。それを忘れずに可能な備えを始めることが必要だ。 (科学部・永井理)

KEY_WORD:中田節也・東京大地震研究所教授:宝永噴火:低周波地震:三宅島:大島:衛星利用測位システムGPS:鵜川元雄・日本大教授:貞観噴火:金子隆之・東急大地震研助教:火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長:新燃岳噴火:チリのチャインテン火山大噴火:高橋正樹・日本大教授:国の地震調査委員会:南海トラフ: