【記事38140】遺跡からの警告 地震考古学 南海トラフ編 永長東海地震、康和南海地震5 列島各地で火山噴火 日本側では大津波も(東奥日報2015年7月21日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 一方、卜部厚志新潟大准教授(地質学)は2014年9月、能登半島先端の石川県珠洲市と能登町で、10〜11世紀に大津波が到達したことを示す堆積物を確認した。
 新潟県・佐渡島東岸の加茂湖と西岸の春日崎でも同時期の津波堆積物を確認しており、「津波の到達状況が1833年に起きた庄内沖地震とよく似ている。日本海東縁部で起きた大地震が原因ではないか」と話す。
 日本海東縁部は北海道北西沖から新潟県沖にかけて北米プレートとユーラシアプレートが衝突する場所で、1983年の日本海中部地震、93年の北海道南西沖地震などM7クラスの大地震が次々に発生している。
 「日本海北部で発生した津波は、大和海嶺にぶつかって日本列島へ押し戻され、島根・隠岐諸島にも到達する。柏崎刈羽原発や島根原発も、こうした日本海側の特徴を踏まえた津波対策をするべきだ」と卜部准教授。

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