那須岳
 
那須岳 南西側から 2012年 9月 10日 気象庁撮影

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 那須火山は関東平野北端の関谷断層に沿って南北に配列する主として安山岩からなる成層火山群。活火山としての那須岳はその1峰で別名、茶臼岳。構成岩石のSiO2量は52.1〜65.2wt.%である。
 那須火山群では北から南に活動中心が移動して、甲子(かっし)旭岳火山は約50万年前、三本槍火山は約30万年前、朝日岳火山と南月山(みなみがっさん)火山は約10〜20万年前に、それぞれ活動した成層火山である。また、那須火山群では過去に数回の山体崩壊が起きて、20万年前以前に黒磯岩屑なだれ、約14〜17万年前に那珂川岩屑なだれ、約3〜4万年前に御富士山(おふじやま)岩屑なだれなどを発生させ、その堆積物は東側の山麓の広い範囲を覆っている。
 那須火山群で最も新しい茶臼岳火山は、約1.6万年前から活動を開始し、溶岩・火砕物を大部分は東山麓に、一部は西側の那珂川上流部に堆積させている。
 茶臼岳は東に開く大きな崩壊凹地中に生じた新しい火山で、数枚の溶岩流・火砕流と頂部の火砕丘・その中の溶岩ドームからなる。溶岩ドームの中央火口(直径100m)の内外には噴気孔が多いが、特に西斜面の2つの爆裂火口内では活発な噴気活動が続いている。有史以降の噴火はすべて爆発型。泥流を生じやすい。

 
[ リンク集 ]
 
当火山から160km圏内の原発 [ 東海第二原発 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 柏崎刈羽原発 ]
Wikipedia(那須岳)
那須岳 - 気象庁
日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 那須岳 (PDF) - 気象庁
日本の火山 那須岳 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
国土地理院地図 那須岳

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 那須岳は栃木県にある成層火山群である。近年、2つの爆裂火口内では活発な噴気活動が続いており、恐ろしいことに有史以来の噴火はすべて爆発型である。また泥流を生じやすく、火山ガスも出続けている。
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 那須岳は、栃木県にある成層火山群である。最高峰は三本槍岳で標高1917mである。噴火口は主峰・茶臼岳の山頂部にあり、標高は1915m。現在も蒸気と火山ガスを盛んに噴出している。
 2009年に24時間監視の火山から格上げになって、噴火警戒レベル1が設定された。それ以降、1が続いている。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)

 
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