燧ヶ岳
 
燧ヶ岳全景 1999 年10 月 気象庁撮影

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 福島・群馬・新潟県境にある尾瀬ヶ原の北東の福島県南西隅に位置する基底8×6km、比高約700m、山頂に直径約800mの火口を有するほぼ円錐形の成層火山で、主に安山岩からデイサイト質の岩石で構成される。モーカケ火砕流堆積物及び燧ヶ岳‐七入軽石が15〜20万年前の間のいずれかに形成されたことから、そのころすでに燧ヶ岳は活動を開始していた。完新世には、1回の岩屑なだれの発生と複数回のマグマ噴火があったと考えられている。しかし、約500年前の水蒸気噴火堆積物以外には、記録及び放射年代値などは得られておらず、個々の噴火の詳しい活動年代は明らかでない。岩屑なだれの発生により、南東麓の尾瀬沼が形成された。最後の噴火は、16世紀に洪水の記録の残る水蒸気噴火が知られている。この噴火の直前に山頂部の御池岳溶岩ドームが形成されたと考えられている。安山岩〜デイサイトのSiO2量は54.5〜68.5 wt.% である。

 
[ リンク集 ]
 
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