安達太良山
 
安達太良山全景 本宮市内から 2009年2月7日 気象庁撮影

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 福島市の南西に位置する玄武岩〜安山岩の成層火山群で、東西9km、南北14km にわたる。山頂部は、北から鬼面山(きめんざん)、箕輪山(みのわやま)、鉄山(てつざん)・安達太良山(本峰(別名:乳首山(ちくびやま、ちちくびやま))、和尚山(おしょうやま)などが南北に連なる。主峰の安達太良本峰の山頂部には西に開く沼ノ平火口(直径1.2 q、深さ150m)がある。明確な記録のある噴火活動は、沼ノ平火口での明治以後の活動に限られる。この火口の内外には、噴気・温泉地帯が諸所に存在する。
 安達太良山の主な活動は大規模な火砕流の噴出に始まり、約45〜55万年前の鬼面山などの活動を経て、約35万年前の前ヶ岳を中心とした活動へと続いている。約25万年前に箕輪山から和尚山にかけての火山列主要部が形成された。この時期におけるマグマ噴出率は最大であって、1000年あたり0.1km3と見積もられる。約12万年前以降から約3万年前まで1〜2万年間隔で小規模なマグマ噴出が繰り返された。1万年前からはマグマ噴火ないし水蒸気噴火の繰り返しとなり、最新のマグマ噴出活動は 約2400年前であった。玄武岩〜安山岩のSiO2量は52.0〜62.0 wt.% である。
 別名、岳山(だけやま)。

 
[ リンク集 ]
 
当火山から160km圏内の原発 [ 女川原発 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 東海第二原発 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 柏崎刈羽原発 ]
Wikipedia(安達太良山)
安達太良山 - 気象庁
日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 安達太良山 (PDF) - 気象庁
日本の火山 安達太良山 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
国土地理院地図 安達太良山

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 安達太良山は福島県中部にある活火山で、全体としては成層火山群となっている。水蒸気噴火以外に火山ガスによる被害も発生しており、2001年には新たな噴気孔が見つかるなど、観光客や登山者は十分な注意が必要だ。
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 安達太良山は福島県中部にある活火山で、標高は1728m。全体としては成層火山群で、東西9km、南北14kmにわたっている大きな山体である。火山の景観と多くの花が咲くことから、日本百名山に選ばれている。
 火山の周辺には、岳温泉、奥岳温泉、塩沢温泉、野地温泉、横向温泉、沼尻温泉など多くの温泉場がある。また冬期には、あだたら高原、塩沢、箕輪の各スキー場が運営される。山スキーのメッカとしても名高い。1年を通じて観光客が多い火山だ。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)
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