吾妻山
 
吾妻山全景 福島市内から 2011年4月5日気象庁撮影

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 吾妻山は、山形・福島県境にある多数の成層火山や単成火山などからなる火山群である。 噴出物は玄武岩〜安山岩で、分布する範囲は東西25km×南北15kmである。 西吾妻火山、中吾妻火山、東吾妻火山に分けられ、噴出中心は東南東〜西北西に走る南北の2列に大別される。 北列の多くの火山は山頂火口をもち、東部の一切経山(いっさいきょうざん)付近には、五色沼、大穴、桶沼、吾妻小富士など、多くの新しい火砕丘や火口が形成されている。 有史以降の噴火は、大穴火口とその周辺の爆発で、現在その南〜東斜面には噴気地域が広く分布する。 構成岩石のSiO2量は51.9〜64.2 wt.% である。
 東吾妻火山は、東吾妻山、一切経山、吾妻小富士などの火山錐から構成されている。一切経山の活動は30万年前から開始された。 その後に浄土平付近を火口底とする山体崩壊で、東方に開口する径約2kmの馬蹄形爆裂カルデラ形成が、約10万〜約28万年前の間に起こった。 さらにその後の噴出活動でカルデラ内に吾妻小富士や桶沼などが生じている。

 
[ リンク集 ]
 
当火山から160km圏内の原発 [ 女川原発 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 東海第二原発 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 柏崎刈羽原発 ]
Wikipedia(吾妻山)
吾妻山 - 気象庁
日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 吾妻山 (PDF) - 気象庁
日本の火山 吾妻山 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
国土地理院地図 吾妻山

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 吾妻山は、山形県と福島県の県境に沿って東西に伸びる火山群の総称であり、標高2000m級の火山が連なっている山脈なので、吾妻連峰とも呼ばれる。噴火警戒レベルは一度2に引き上げられたが、現在は1に下げられている。
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 吾妻山(「あづまさん」とも言う)は、山形県と福島県の県境に沿って東西に伸びる火山群の総称である。東西およそ20km、南北およそ10kmにわたって標高2000m級の火山が連なっている山脈なので、吾妻連峰とも呼ばれる。最高峰は西吾妻山で2035m、日本百名山の1つである。
 連峰のほぼ全域が磐梯朝日国立公園に含まれている。東北地方南部では有数の観光地で、磐梯吾妻道路(磐梯吾妻スカイライン)と第二磐梯吾妻道路(磐梯吾妻レークライン)の2本の観光道路があるほか、周辺には白布温泉や土湯温泉など多数の温泉があり、紅葉やスキーの時期を中心に多数の観光客が訪れる。
 気象庁の常時監測火山の1つで、2007年、日本で最初に噴火警戒レベルが設定された火山の1つである。後述するように噴火警戒レベルはその後2に引き上げられ、2017年現在は1に下げられている。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)

 
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