【記事77470】噴火予知(「大噴火が少なすぎる近年の日本」講演資料#43)(島村英紀2018年11月24日)
 
【島村】有珠火山は予知しやすい火山で、ただし、他の火山はもっと予知しずらい。「経過」(※)としてはどうだったか、最初の噴火よりもっと大きな噴火がくるに違いないと(いう経過が)予想されたが、実は、最初の噴火が最大の噴火だった。「終了」に至ってはもっとわからない。実は噴火が終わってから、半年ないし一年経ったから、終わっていましたとなる。いつ終わるかの時期をいえない。そういった意味では、「終了」は予知できなかった。
【補足】
※「経過」には、ある段階・過程を通って次の段階・過程に移るという意味がある。また、その変化するありさまを意味する。例えば「手術後の経過は良好」 等である。(WEB版三省堂大辞林を参考にした。)
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