樽前山
 
樽前山全景 後方は風不死岳 南東側上空から 2008 年 6 月 18 日 気象庁撮影

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 樽前山は約9000年前に支笏湖の南東側に生じた後支笏カルデラ火山で、山体は山頂付近に伏在する400〜600m前後のカルデラ壁上の火砕丘および火砕流堆積物で構成され、山体体積は約1km3である。 山頂部には直径南北1.2q、東西1.5qの大型の火口(山頂火口原)があり、その内部を中央火口丘と呼ばれる低い火砕丘が被っている。中央火口丘の中央には1909年に最大径約450m、比高約120mの溶岩ドームが生じた。 有史時代の噴火は全て山頂で起こっており、山頂火口原内では溶岩ドームを中心に現在も噴気・地熱が認められる。 構成岩石のSiO2量は52.0〜64.0 wt.% である。
 樽前山の北北西約3kmに位置する風不死岳は、約2万6千年前に支笏湖の南岸に噴出した後支笏カルデラ火山である。 約8500年前にマグマ水蒸気噴火、約4500年前に水蒸気噴火が発生した。 現在は、噴気活動は認められない。

 
[ リンク集 ]
 
当火山から160km圏内の原発 [ 泊原発 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 大間原発 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 東通原発 ]
Wikipedia(樽前山)
樽前山 - 気象庁
日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 樽前山 (PDF) - 気象庁
日本の火山 樽前山 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
国土地理院地図 樽前山

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 北海道南部・苫小牧近くにある樽前山は、過去たびたび大きな噴火を繰り返してきた。もし、溶岩円頂丘が噴火で崩壊したら大規模な火砕流となり、周辺の大学や苫小牧が被害を受ける可能性がある。
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 北海道南部・苫小牧の近くにある樽前山(標高1102m)は頂上にシルクハットのような形をした巨大な溶岩ドームを頂く特異な恰好をしている。
 噴火警戒レベルは2007年に気象庁が初めて導入して以来、1のままである。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)

 
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