若尊(姶良カルデラの一部)
 
姶良カルデラと若尊カルデラ(wikipediaより)

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 若尊は、鹿児島湾の奥にある姶良(あいら)カルデラの北東部の一角を占める、海底に位置するカルデラである。 約29,000年前の大規模な入戸(いと)火砕流噴火の主要な噴火地点と推定されている。カルデラの地形は、北部から 東部にかけての輪郭は姶良カルデラと一致するが、南部から西部にかけての輪郭は水没している。 カルデラの直径は約10kmであり、カルデラの底は水深約200mの比較的平坦な海底面(南北2.5km東西3.5km)をなしている。 カルデラの北縁には天降川の沖積平野がせまっているが、カルデラの埋積は進んでいない。 カルデラの東側斜面には高さ約100mの溶岩ドーム状の火山(水深77m)があり、南縁上にも浅い高まり(平瀬:水深43m)が存在している。 約29,000年前以降の活動としては、新島火砕流や高野ベースサージ等がこのカルデラ起源と推定されているが、 噴出源を特定する証拠は得られていない。 また過去1万年以内に噴火した明確な証拠も認められていない。若尊カルデラの海底やカルデラ東部の海丘上では 噴気活動が活発であり、海面に泡が湧出する現象(地元で「たぎり」とよばれる)がみられる。

 
[ リンク集 ]
 
当火山から160km圏内の原発 [ 川内原発 ]
Wikipedia(若尊)
若尊 - 気象庁
日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 若尊 (PDF) - 気象庁
日本の火山 若尊カルデラ - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
国土地理院地図 若尊

 
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【記事40100】
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4月6日 司法で問われる原発の規制基準 鹿児島県にある川内原子力発電所1号機と2号機の運転停止を求めている住民の仮処分の申し立てについて、福岡高等裁判所宮崎支部は「原子力規制委員会の安全性の判断が不合理とは言えない」として、退ける決定を出しました。(後略)

 
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【記事41480】
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平成28年04月14日21時36分 気象庁発表 14日21時26分頃地震がありました。 震源地は熊本県熊本地方(北緯32.7度、東経130.8度)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は6.4と推定されます。(後略)

 
 
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【記事41520】
熊本で震度7! 川内原発にこの規模の地震が直撃していたら… リテラ  2016/04/15 TOP
 昨日14日、熊本県益城町で最大震度7の揺れを記録する大地震が発生した。家屋倒壊や道路の陥没など大規模な被害が出ており、建物の下敷きなどによる死者や重傷者が確認されている。熊本県内では2万人を超える人が避難し、九州電力によれば午前4時現在、約15万8千戸が停電しているという。(後略)

 
【記事44200】
川内原発 熊本地震級で溶融か 川内原発なぜ止めない 金曜宮崎  2016/06/20 TOP
 震度7の激震が連続して起きた熊本地震。川内原発や伊方原発への影響が心配されるが、政府も原子力規制委も九電も止めなくていいと言う。「原発は硬い岩盤上につくられているので、地表の2分の1から3分の1ほどの揺れしかない。熊本付近の全断層が一度に動いてもマグニチュード8・1、それでも川内原発では152ガルくらいしか揺れない。」というような理由である。(後略)

 
【記事54300】
県専門委・宮町座長 九電から研究費2億円 南日本放  2017/05/03 TOP
川内原発の安全性などを検証する鹿児島県の専門委員会の宮町宏樹座長が、座長就任後に九州電力からおよそ2億円の経費が見込まれる研究を受託していたことが分かりました。(後略)

 
【記事61072】
幾度も文明を滅ぼしてきた火山 島村英紀  2017/10/27 TOP
古代エジプト最後の王朝のプトレマイオス3世が、優勢だった軍事攻勢を突然、中止した。紀元前245年のことだ。だが、その理由は分かっていなかった。相手は宿敵セレウコス朝。現在のシリアとイラクに当たる地域を中心に栄えていた。そして、その後、プトレマイオス朝は滅亡する。(後略)

 
【記事70760】
各地の火山から毒 島村英紀  2018/06/08 TOP
宮崎、鹿児島県境にある霧島連山の硫黄山(標高1317メートル)で噴火が始まって2カ月になろうとしている。噴火がその後拡大しているわけではないので、幸い人体の被害はない。だが、ヒ素などの有害物質が大量に流れ出して農業に深刻な影響をもたらしている。(後略)

 
 
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【記事79100】
海底の火山噴火、常時観測へ 共同通信  2019/01/07 TOP
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【記事79210】
原子力規制委、破局的噴火の予兆調査へ 4月から北海道や東北、九州で フクナワニュース  2019/01/09 TOP
極めて大規模な「破局的噴火」に至るまでの予兆などを捉えようと、原子力規制委員会が4月から、北海道や東北、九州にある五つほどのカルデラ(火山)を対象に調査を始めることが1月8日、規制委への取材で分かった。(後略)

 
【記事80960】
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甚大な被害となる「巨大噴火」や「破局的噴火」の発生メカニズムを探り、原発の安全規制に生かすため、原子力規制委員会は4月から、北日本や九州の六つのカルデラで専門家に委託して噴火予兆の把握などの研究を始める。(後略)
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